再生医療分野-腹圧性尿失禁

■「男性腹圧性尿失禁に対する低侵襲再生治療のための、自己ヒト皮下脂肪組織由来再生(幹)細胞分離用医療機器の開発研究」  研究分野-泌尿器科

【研究概要】

腹圧性尿失禁とは、尿道括約筋が障害され、笑ったり、くしゃみをした時など腹圧がかかると尿が漏れる病気です。女性で600万人、男性でも80万人の患者さんが罹患しています。尿失禁は生命に直接かかわることはまれですが、日常生活の大きな支障となり低侵襲の治療開発が喫緊の課題です。名古屋大学の泌尿器科では自己の腹部皮下脂肪を吸引し、脂肪から体外培養することなく分離装置(Celution system)により脂肪由来再生(幹)細胞を分離して、尿道から内視鏡で括約筋と尿道粘膜下に注入することにより括約筋を再生する治療を行っています。本治療は脂肪由来幹細胞を用いた腹圧性尿失禁に対する世界初の再生治療で、現在男性尿失禁患者を対象とした医師主導治験を実施中で、2018年3月までに45例の患者さんに治療を行い、登録は満了しました。最終観察期間終了後、試験結果を取り纏め、本機器の薬事承認と本治療の保険医療化を目指しています。

gakukotsu-saisei.png

【泌尿器科URL】
http://www.med.nagoya-u.ac.jp/uro08/