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センター長ごあいさつ

名古屋大学医学部附属病院 先端医療開発部
先端医療・臨床研究支援センター
センター長  水野 正明

水野 正明 名古屋大学医学部附属病院(名大病院)では、2002年に設立した遺伝子・再生医療センターと2003年に設立した臨床研究推進センターを統合し、2010年、先端医療・臨床研究支援センターを立ち上げ、先端医療開発を進めています。この間、わが国初の純国産技術による遺伝子治療や細胞・再生医療を実施するなど大きな成果を挙げてきました。また、同センターは国際標準化機構ISO9001:2000(現在はISO9001:2008)の認証を取得し、品質を担保したバイオマテリアルの調製を可能にするとともに、標準手順書(SOP)等の文書管理のもとで質の高い多くのプロジェクトを支援してまいりました。これらの活動が評価され、2012年にはシーズ開発からファースト・イン・ヒューマンまでを主に担当する橋渡し研究支援(TR:トランスレーショナルリサーチ)拠点(文部科学省)とヒトを対象にした臨床研究から実用化までを支援する臨床研究中核病院(厚生労働省)にそれぞれ選ばれました。これにより名大病院ではシーズ開発から保険診療まで一気通貫した先端医療開発体制が整いました。さらに名大病院は自らが核となり、中部7大学と1国立研究センターからなる中部先端医療開発円環コンソーシアムを立ち上げ、他大学・他研究所との連携を強化するとともに、次世代医療の開発とそれに関わる人材の育成に全力を挙げています。

 名大病院には名古屋大学大学院医学系研究科を含め先端医療開発に関連した100を超えるシーズがあり、それぞれ特許の取得ないし出願を果たしています。これらを順次、効率よく臨床応用へと進めていくためには更なる組織の機能強化と人材育成が求められます。先端医療開発はヒトの力で成し遂げられるものです。「ヒトの育つ」組織を目指したいと思います。

 今後は、このセンターを中心に名古屋大学の叡智を結集して21世紀の医療を切り開く先端医療技術の開発と臨床応用を推進し、最高水準の医療を国民に提供すると共に、それを支える人材育成に努める所存であります。