次代を担う新しい医療を開拓するセンター
日本の先端・先進医療開発の現状 2018
日本の先端・先進医療開発を取り巻く環境
2007年、我が国は65歳以上の高齢者が全人口の21%を超える「超高齢社会」を世界で最初に迎えました。これに伴い、政治、経済、生活といったあらゆる社会基盤が大きく、かつ急激に変化しつつあります。医学、医療においても高齢化に伴い、脳卒中後遺症、心筋梗塞後遺症、糖尿病、腎疾患などの慢性疾患が増大し、今や国民医療費に占める65歳以上の割合が50%を超えています。超高齢社会にも負けない、豊かで活力ある健康長寿社会を支える新しい医学・医療提供体制とそれを支える人材育成の仕組みが急務となっています。
我が国は現時点でも米国、イギリスに次ぐ第3位の新規医薬品創薬国...[つづきを見る]
名古屋大学における先端・先進医療開発体制の整備
2012年、名古屋大学は、文部科学省の「橋渡し研究加速ネットワークプログラム」と厚生労働省の「臨床研究中核病院整備事業」にそれぞれ採択され、以後、先端・先進医療開発体制の整備並びに産学官連携の強化を図ってきています。その中核組織が、名古屋大学医学部附属病院 先端医療・臨床研究支援センターです。
センターからのお知らせ



『先端医療開発部パンフレット』
『先端・先進医療開発
Portfolio 2021』
(橋渡し研究戦略的推進プログラム)
『先端・先進医療開発
Portfolio 2021』
(臨床研究中核病院関連事業)
センターまでのご案内図
先端医療支援部門の紹介
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本部門では、橋渡し研究加速ネットワークプログラム事業において、①橋渡し研究支援を行う拠点整備、②拠点のシーズ育成能力の強化、③恒久的な橋渡し支援拠点の確立を通して、名古屋大学医学部附属病院を中心とした持続可能なネットワーク型先端医療開発拠点を中部圏に形成し、名古屋・中部地方から新しい医療を世界に発信します。
臨床研究支援部門の紹介
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本部門では、臨床研究中核病院整備事業において、超高齢社会問題、地域医療の崩壊、慢性疾患への疾病構造の変化、さらには医療の国際化など我が国が抱える喫緊の医療課題を解決するための取り組みのひとつとして、国際基準に沿った臨床研究推進体制を病院全体で実現する体制を構築するとともに、それを基軸にわが国が臨床研究で国際的なリーダーシップをとれるよう、実用化と産業化を加速します。そのために、①シーズ発掘と育成の持続性、②臨床研究を担う人材育成、③臨床研究推進基盤の国際標準化(ICH-GCP)、④優れたシーズの実用化と産業化の4項目を掲げ、それぞれにアクションプランを策定し、年次計画に従って基盤整備を遂行していきます。